施工管理は、ほとんど作業をしない。じゃあ、何をしているのか
施工管理という仕事に、どんな絵を思い浮かべるでしょうか。
ヘルメットで、図面を持って、現場に立っている。若い頃は自分も作業をしていて、その延長で人に指示を出せるようになった人。だいたいそんな像だと思います。
うちは違います。
これは9月に大阪支店の3人に話を聞いて、いちばん「伝わっていないな」と思ったところでした。順に書きます。

作業をするのは、協力会社の職人です
今年2月に入った M.A さん(工務部 施工管理)の言葉です。
「作業は、正直あんまり。ほぼほぼ協力業者さんがやります」
「うちの関西の方は基本、管理系が多いです」
穴を開けてアンカーを打つのは、協力会社の職人。うちの関西メンバーは、その工事を管理する側です。必要なときは、自分で機械を動かすこともあります。
M.A さん自身、入る前は違うイメージを持っていました。
「施工管理って、現場めっちゃ分かってて、自分が作業したこともあって、部材とかも色々分かった、言うたらリーダー的なポジションの人やと思ってたんですけど」
7ヶ月やってみた感想は、こうでした。
「逆に未経験の方が真っさらでいいかもな、って感じですよ」
では、何を見ているのか。3つです
入社6年目の T.Y さんに、施工管理の仕事を一言で説明してもらいました。
「安全、品質で、あとはやっぱり原価、お金を取りまとめてるっていうイメージ」
安全・品質・原価。この3つです。
事故を起こさないこと。決められたとおりの品質で仕上げること。そして、決めた予算の中に収めること。
このうち、外から見えにくいのは3つ目です。工事は受注した金額が決まっていて、そこから材料と人と機械の費用を引いた残りが利益になります。その計算を握っているのが施工管理です。
谷口社長の方針として、繰り返し言われていることがあります。工務部兼技術部 部長の M.K さんの言葉です。
「弊社の谷口の場合は安全と品質に妥協するな、といつもみんなに口酸っぱく言ってます」
原価は3番目に出てきます。順番に意味があります。
資格で、任される工事の大きさが変わります
もうひとつ、施工管理を分かりやすくする軸があります。金額です。
「2級やったら4,500万ぐらいまで。1級やったら億みたいな」(M.A さん)
2級土木施工管理技士で扱えるのが4,500万円規模まで、1級なら億単位。あくまで目安ですが、資格が上がると任される現場そのものが変わります。
M.A さん自身は2級を持っていて、今年の1級の試験は1点差で届きませんでした。建築から移ってきた T.Y さんも、1級土木施工管理技士に挑戦しています。2人とも来年また受けます。
資格手当も金額で決まっています。
| 資格 | 月額 |
|---|---|
| 1級土木施工管理技士 | 20,000円 |
| 2級土木施工管理技士 | 5,000円 |
複数持っている場合は合算され、上限は月40,000円まで。基本給とは別支給です。
なお、うちの募集で中心に探しているのは土木の施工管理経験がある人です。土木の施工管理の経験があれば、扱ってきたものの種類は問いません。

現場に、ずっと立っていなくていい
これも意外に思われるところです。M.K さん(部長)の言葉です。
「ずっと現場に居らなくてもいいと思っているので」
「事務所拠点で仕事をしておく、そういう働き方ができる」
現場を何ヶ所か持って、回る順番とタイミングは本人が決める。会議や連絡は Microsoft Teams でつなぐので、直接顔を合わせない期間が続くこともあります。
大阪の施工管理には1人1台、社用車が貸与されます。
「現場によったら、みんな1人1台、車があって。会社から借りてる」
「現場が決まりましたってなったら、基本そこに直行直帰」(M.A さん)
朝いちど会社に集まって、また会社に戻ってから解散する——という形ではありません。
※ 職人職の場合は、現場や人数の都合で会社の車に乗り合わせます。働き方は職種で違います。
「未経験の方が真っさらでいい」の意味
最初に戻ります。
作業の大半を協力業者さんが担うということは、作業経験が前提条件ではないということです。
もちろん、何がどう作られるかを知らないと管理はできません。ただそれは、現場に通いながら覚えられます。うちは入社後に先輩が1名つき、会社が作った半年分のOJT計画に沿って進めます。
M.A さんが書類の覚え方を説明してくれたときの話が、この会社のやり方をよく表していました。
「過去に作った書類をもらえるんです。『こういう風に作ったらいいと思う』っていうのを」
「それを今の現場用にもうちょっと直して、1回見てもらって、オッケーもらえたら」
白紙を渡して、間違えたら叱る、ではない。手本があって、直して、確認してもらう。
施工管理は、体力の仕事ではありません。
段取りと、数字と、人に頼む仕事です。それが向いていそうだと思ったら、作業経験の有無は気にしなくて大丈夫です。
2人の話は、インタビュー記事に詳しく書いています。
→ 「体力は自信あるけど、パソコンが怖かった」入社7ヶ月に聞いてみた
→ 「現場はシミュレーションゲーム」入社6年目の施工管理に、仕事の中身を聞いてみた
→ 募集要項を見る
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